可動本棚の家 07 -間取りが変わる間取り-
可動本棚の家はH2DO一級建築士事務所の事務所であり、私の自宅です。中古マンションをリノベーションしたSOHOとなります。
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2003年に物件を購入して2009年にSOHOとしてリノベーションしました。
今回はリノベーションの間取りに関して纏めてみたいと思います。
”機能や用途、使用目的から時間軸を取り入れた4次元で空間を考える可変・可動性のあるデザイン”のコンセプトを受けて、今回は可変式の間取りに関して纏めて見たいと思います。
まずはBeforeのリノベ前。1LDKの間取りです。
次に、Afterのリノベ後。
必要最小限諸室サイズと動線のコンパクト化.空間の立体的利用として 5畳分の床下収納を設けました。
そして可変空間空間の説明。
01_ワンルーム状態:オレンジの部分をリビングとして一体空間として使用できます。
02_1LDK状態:赤線部分を引戸や可動家具で仕切ることで、オレンジのリビングと水色の部屋で使うことが出来ます。
ちなみに水色の部屋の下部は全て床下収納になっています。
03_1LDK状態2:青線部分を引戸や可動間仕切りで仕切ることで、オレンジのリビングと緑色の部屋で使うことが出来ます。
04_2LDK状態:赤線と青線部分を引戸や可動間仕切り、可動家具で仕切ることで、オレンジのリビングと緑色、青色の部屋で使うことが出来ます。
あとは、例えばワンルームに可動家具を引出し、音は繋がるけど視線は遮られた、ゆるやかに繋がったワンルーム空間なども作ることが出来ます。
そして可変空間は、イベントや必要機能によって間取りを変えることに加えて、夏は通風をよくするために、ワンルームやゆるやかに繋がったワンルーム状態。冬は暖房効率を上げるために、小割の2LDK状態にしたりと、季節やその日の環境に合わせて間取りを変えることが出来ます。
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可動本棚の家は、現在予約制でショウルームとして見学も可能ですので、ご希望の方は info@h2do.net までご連絡ください。