T o N o S u [都の巣] 07 打ち合わせでのクライアントの印象的な言葉
T o N o S u [都の巣] は神戸市のマンションリノベです。物件が三ノ宮から徒歩10分程度の都心にあり、都心部マンションの快適な暮らし方を模索しました。クライアントとのディスカッションから都市を住宅に引込んだような、開放感のある空間をコンセプトとしました。そのために設置した内部間仕切り壁は、都市との連続性・視線の操作・住環境性能の向上という3つの役割をになっています。
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今回はプレゼン後に基本設計を進めている段階での施主の印象的な言葉を紹介します。まずは、基本設計ではプレゼンでのコンセプトや間取りを踏まえて、基本的なかたちをを決めていきます。新築戸建ほど、基本設計と実施設計が明確に別れているわけではありませんが、空間のデザインや間取りや家具の寸法やサイズを決めていくイメージです。
今回は基本設計中にクライアントと打合せをしていて、リビングダイニング空間の雰囲気に関して話をしていました。色々ディスカッションしていた際に、クライアントが”リビングダイニング空間は開放して都市とつながる感じでも良いのでは”との発言がありました。その時に何か視界が一気に開けた感じになり、この空間はとても良い空間になる。と思いました。こちらがイメージしていたことが共通認識として受入れられた。と感じ、とてもワクワクしたことが印象に残っています。
空間のコンセプトや雰囲気は、テキストや図面、CGだけではつたわらない部分も多々あると思います。それでも資料やディスカッションを繰り返すことで、共通認識やイメージを増やしていくことで、良い空間がうまれるのではないかと思っています。
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