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H2DO一級建築士事務所のブログ

T o N o S u [都の巣] 03 物件現場調査

ToNoSu

T o N o S u [都の巣] は神戸市のマンションリノベです。物件が三ノ宮から徒歩10分程度の都心にあり、都心部マンションの快適な暮らし方を模索しました。クライアントとのディスカッションから都市を住宅に引込んだような、開放感のある空間をコンセプトとしました。そのために設置した内部間仕切り壁は、都市との連続性・視線の操作・住環境性能の向上という3つの役割をになっています。

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クライアントから物件をいくつかみて、購入希望の物件があるので実際にみてほしい。との連絡がありました。契約前に専門家に物件をみて貰った方が、購入後のリスクは減ると思います。特に中古戸建は専門家に見てもらうことをお勧めします。専門家にみて貰っても、壁の内部など解体しないと不明な部分もありますが、戸建住宅はマンションより開けてみないと分からない部分が多いので、少しでも不明点を減らしておいた方がよいと思います。

さて、今回はマンションのリノベーションです。
駅から物件まで歩いてまちの雰囲気を確認します。物件に着いたら外周を一周回って、建物自体の管理がどのようになっているかや、清掃の状態、建物にクラックなどはいっているかなどを確認します。
あと、ポイントとしてはまずは建物の構造が何なのかということがあります。鉄骨造やRC造などありますが、4-5階の低層だとRC壁式のものがあり、その場合は注意が必要です。壁が構造体になっている場合、その部分の撤去はかなり難易度が高くなります。

物件の内見ではMBやPSなど動かせないものがどこに配置・配管してあるか。サッシがどのようなスペックのものがつかわれているか。雨漏りやカビなどが発生してないか。床下や天井裏の確認などを行います。

現調01


ちなみに現調後にクライアントはこちらの物件を購入されました。


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