H2DO-Archi’s blog

H2DO一級建築士事務所のブログ

グローイングハウス 03 プレゼンテーション資料作成&パッシブデザイン

グローイングハウス

グローイングハウスは東京都八王子市の戸建て住宅です。無垢素材や珪藻土をしようし、いえの成長や経年美を楽しみながら、設計と環境シミュレーションを繰り返して、快適な室内環境としました。具体的にはG2で4kwの太陽光でZEHとし、V2Hも導入しました。床下エアコンによる全館空調もおこなったため、気密性を管理してC値を0.2以下としました。
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プレゼンテーションの依頼を受けましたので、まずはヒアリングをもとにプロジェクトのコンセプトを考えていきます。コンセプトを考えながらそのコンセプトにあったタイトルとコンセプトロゴを考えます。弊社では、コンセプトとタイトルとロゴが腑に落ちるまで、コンセプトを考えるようにしています。

コンセプトが固まったら次に敷地条件とクライアントの要望の読み解きに移ります。敷地は現地調査での周辺環境を考慮しながら、採光や痛風などを考えていきます。
基本的には敷地の緯度経度から太陽高度を確認して設計に活かします。あとは風配図も確認し、地域の大まかな風の流れを確認します。

 

風配図八王子

今回は敷地が旗竿地ということもあり、敷地内の周辺建物からの日影図を作成しました。日影図により、敷地内に1日のどれくらいの時間影が落ちるかを知ることができます。これらの情報からリビングの位置を検討したりします。

敷地内に影の落ちる時間[2H,3H,4H]

 

時間による影の動き

以上のような情報からパッシブデザインを考慮しながら、プランを作成しております。ただ、プランは一回つくってもそれがベストの解答にはならないので、設計とシミュレーション(性能の数値確認)を繰り返すことで、デザイン性と環境性能の両立をおこなっております。

平面でのラフプランがある程度固まってきたら、BIMによる3次元モデルを作成します。BIMで3次元モデルをつくるとそこから平面図等の図面を描き出せますし、ウォークスルーをクライアントと共有することもできるので、弊社ではプレゼンの早い段階からBIMを導入しております。

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