キタムキ ノ イエ 05 敷地調査資料03 ハウスライフプラン
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回も土地の敷地調査資料作成です。前回は住環境シミュレーションを検討しましたが、今回はハウスライフプランに関してです。
ハウスライフプランという言葉を聞いたことがないかも知れませんが、いえの一生の使い方を考えるようなものです。ライフプランやマネーライフプランは皆さん考えられると思いますが、多くの方が人生で一番高い買い物であり資産である、いえに関して長期プランを考えてらっしゃらないように感じます。
そこで弊社ではハウスライフプランという言葉をつくりました。例えば今回の例では、ご夫婦に対してのプランですが、子供部屋が必要になった時、ご夫婦が歳を取った時にどのような間取りで暮らしたいか。ということをプランした上で、スケルトン・インフィル(構造部分と内装や設備などの非構造部分)を設計します。
具体的には下記のようなハウスライフプランです。
01_新築時 夫婦で広く暮らす
:2FはLDKでワンルーム。1Fは大きな寝室。
02_子育て期 コンパクトな子供部屋
:2FはLDKでワンルーム。1Fは寝室を小さくして、コンパクトな子供部屋も二つ追加。
03_老後 コンパクトにバリアフリーと2世帯か賃貸
:2Fは1Fと完全分離して子供と2世帯で暮らすか賃貸に。1Fはバリアフリーでコンパクトな老夫婦の住居。
このように事前にハウスライフプランを設定することで、将来的に希望の間取りに変更できなかったり、変更するのにコストが掛かったり、無駄な壁をつくらなかったりすることもなくなります。それは費用対効果の高い設計であり、長く快適に過ごすことのできる住宅となります。
いえづくりをされる際には、ハウスライフプランを家族で考えることをお勧めしてます。
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キタムキ ノ イエ 04 敷地調査資料02 住環境シミュレーション
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回も土地の敷地調査資料作成です。前回は土地高低差や日当たりを検討しましたが、今回は住環境シミュレーションに関してです。
前回の日影図から部屋の配置を決めたら、窓の位置や大きさ、高さを決めます。庇を設置する場合は夏の日差しを遮り、冬の日射を室内に取り入れるように、太陽高度から断面図で検討します。平面図でも設置した窓でどの程度の時間、室内に光が入るか検討します。
その他としては敷地内の通風を検討するために、風配図などから敷地での季節による風のよく流れる方向を確認して、窓の位置を検討しました。日本の住宅ですと一般的に夏の夜に風がよく通る方位に風が入る窓と換気窓を設置することが有効です。
ある程度検討して窓の位置や高さなどを決定したら、環境シミュレーションソフトにてその設計の住環境性能を計算します。シミュレーションソフトでは断熱性能や光熱費など、建物の燃費を数値化することができます。
イニシャルコストとランニングコストを数値化することで、初期投資の回収までの年月もある程度わかります。そうすることで、クライアントさんが初期投資にて断熱性能をどのレベルに設定するか、判断がしやすくなります。
パッシブハウスのように、極力日射や通風などの自然エネルギーを有効利用して、断熱性能を高めることで建物燃費は良くなりますが、断熱性能をあげることでコストアップにもなるので、設計(仕様の設定も含む)とシミュレーションを繰り返すことで、クライアントさんの望む、住宅断熱性能とコストのバランスに調整していきます。
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キタムキ ノ イエ 03 敷地調査資料01 日当たりシミュレーションと擁壁
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回は土地の敷地調査資料作成です。現地調査後にクライアントさんがご希望の建物が建てれるか。など資料をつくります。
通常はボリュームプランと呼ばれるような、その土地にどのような大きさや高さのヴォリュームの建物が建てれるか、平面図や断面図、立面図等で簡単につくるものがあります。
しかし、今回の敷地は条件がかなり特殊であったので、より詳細の設計プランと、弊社の特徴であるライフプランや環境シミュレーションをおこなうこととしました。
一般的な流れでは、ヴォリュームプラン→土地購入→プレゼンテーション。となるのですが、ヴォリュームプランの部分でプレゼンテーションでおこなうようなことを、一部前倒しで実行したようなかたちです。そうしないとなかなか購入してよいかどうか、判断の付き難い土地でした。
具体的に言うと敷地内高低差がかなりあったことと、旗竿敷地だったので日当たりがしっかり取れるのか。と言うことが、少し突っ込んで設計しないと不明でした。そこで、これらの項目をある程度わかるように、設計をおこなうこととなりました。
敷地内高低差に関しては敷地の高い部分に建物を配置した場合に、敷地の低い部分との高低差部分に擁壁が必要か。と言う部分と。擁壁を設置した場合にどのような擁壁にして、概算コストを計算して予算内で建物を建てれるか。ということを検討しました。
敷地に対してラフプランを作成して、構造設計事務所とも打合せをし、どのようなプランにすると一番費用対効果が高いかということを検討しました。
次に日当たりの件に関しては、どのような建物をつくったら、室内空間にうまく光を取り入れることができるかを検討しました。
周辺建物の高さなどを入力して、日影図からその土地のどの高さにどのくらい影が落ちるかを確認しました。リビングは日中に光がよく入る位置に配置し、寝室などは朝に光が入る位置に配置しました。
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キタムキ ノ イエ 02 敷地候補現地調査
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回は敷地現調となります。前回の顔合わせから暫くして、購入検討の土地が見つかった。との連絡がありまして、現地調査をおこなうこととなりました。
建築家や設計事務所とのいえづくりのメリットとして、敷地探しから一緒にはじめる。
といったことがあるかと思います。
その土地にどのようなボリュームが建つかといったことや、その土地で快適に過ごせる住宅が建てれるかなど、土地のポテンシャルを判断できるからです。
工事費が決まっている場合は、土地と建物のコストバランスを考えて、アドバイスできます。そして設計に時間をかけて行いますし、イレギュラーな条件に対しての設計能力も高いので、コストパフォーマンスの良い土地にて快適な住宅を実現することもできます。
つまりは一般的な市場価値の土地や建物をつくるのではなく、クライアントさんの要望やコンセプトにあった土地探しや建物の設計を、協力して探していく。といったようないえづくりになります。
さて、話が脱線しましたが現地調査です。
現地調査をする場合は役所調査と現地敷地の調査の二つを主におこないます。
民間審査期間で確認申請をだす場合も、敷地の市役所にいって役所調査をおこなうことは重要です。役所調査では都市計画課、建築審査課、道路課等々を廻って、建築制限事項などを確認します。
現地調査に関しては、いつも最寄りの駅から敷地まで徒歩で歩くようにしています。駅から歩くことで周辺環境やまちの雰囲気がわかります。
敷地についたら隣地住宅の確認や、敷地環境条件や雰囲気などを確認します。その他、敷地境界杭の有無や上下水道の接続等々の確認も重要です。
なお、最近ではGoogle mapなどで事前に敷地を予習をしていくことが多いのですが、現地にいって感じられることも多く、やはり現地にいくことは大切だと思います。
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キタムキ ノ イエ 01 顔合せ
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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キタムキ ノ イエ のクライアントさんは、以前弊社にて住宅を設計したお客さんからのご紹介でお会いしました。お住まいは福岡市で、通勤範囲に土地を探して住宅を立てることを考えておられました。
住宅会社などに既にお会いしていらしたようでしたが、デザインのイメージがしっくりこなかったとのことで、弊社にもいらっしゃることとなりました。勤務地も福岡でしたが東京への出張も多いとのことで、その際に弊社と顔合せを行いました。
はじめての顔合わせでは、H2DOの設計の特徴や進め方などを説明して、過去の作品などをみて頂きます。その後、クライアントさんのお話をお伺いして、お互いに疑問点を質問したり、いえづくりにおいて大切なこと・重要なことを共有します。
顔合わせは1-2時間程度ですが、実際にお会いして話すことで、お互いに色々と感じることができる部分があるかと思います。
今回は幸い気に入って頂けまして、土地探しの段階からヴォリュームプランやプレゼンテーションのお手伝いをすることとなりました。
この段階から設計事務所が関わることで、不動産購入に第3者としてピュアに助言ができます。よって総予算の中で土地と建物のコストの調整ができますし、ヴォリュームプラン作成などで、土地の建築可能性や希望の家を建てれるかなども、具体的に知ることができます。
土地の価格は金額が大きいので、希望に合った費用対効果の高い土地を探せることは、クライアントさんにとって大きなメリットになるかと思います。
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建材 天然スレート 外壁構造30分防火認定
天然スレートは屋根材に使われたいた天然石材ですが、外壁などにもつかって屋根と壁の仕上げを一体的に表現することもできます。
日本セラミックスさんの天然スレートファサードシステムを仕様すると木造の住宅などでも、外壁構造30分防火認定を取ることができます。
可動本棚の家 18 -竣工-
可動本棚の家はH2DO一級建築士事務所の事務所であり、私の自宅です。中古マンションをリノベーションしたSOHOとなります。
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2003年に物件を購入して2009年にSOHOとしてリノベーションしました。
今回は竣工です。
こちらの写真が完成写真です。
10坪のスペースに可動本棚や可動間仕切り、コアガリ等を設置して、小さな空間を最大限に有効利用したリノベーションです。
エントランスからの眺め(ワンルーム状態)
コアガリからの眺め
可動本棚引出し状態
壁面可変家具(ソファー状態)
可動間仕切りでつくった書斎
用途や季節などによって間仕切りの組み合わせで、ワンルームから2LDKまでの間取りとすることが出来ます。
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可動本棚の家は、現在予約制でショウルームとして見学も可能ですので、ご希望の方は info@h2do.net までご連絡ください。
可動本棚の家 17 -設備工事・造作工事-
可動本棚の家はH2DO一級建築士事務所の事務所であり、私の自宅です。中古マンションをリノベーションしたSOHOとなります。
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2003年に物件を購入して2009年にSOHOとしてリノベーションしました。
今回は設備工事や仕上げ工事に関して書いてみたいと思います。
工事も造作工事や設備工事等、終盤になってきました。
こちらはリビングの中央に床暖を施工しています。
冬期はエアコンでは無く、床暖メインの暖房を考えています。
床暖コタツなど試してみたいと思います。
造作家具に関しても部分が進んでいきます。
いよいよ竣工間近です。
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可動本棚の家は、現在予約制でショウルームとして見学も可能ですので、ご希望の方は info@h2do.net までご連絡ください。
可動本棚の家 16 -家具工事-
可動本棚の家はH2DO一級建築士事務所の事務所であり、私の自宅です。中古マンションをリノベーションしたSOHOとなります。
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2003年に物件を購入して2009年にSOHOとしてリノベーションしました。
今回は家具工事に関して書いてみたいと思います。
造作家具は空間に合わせて大きさを調整して家具を製作出来るので、デザイン性と無駄の無い収納をつくることができます。
例えば下の写真では上部はA3の本が入る高さにして、左下がソファーやデスクの可変家具で、その横がクローゼットになります。クローゼットの横が冷蔵庫、その隣が洗濯機です。
造作家具は床から天井までジャストサイズでつくることができるので、無駄なラインが消えてシンプルで空間と一体化した雰囲気となります。
H2DOでは建物・内装・家具が統合された空間が理想なので、造作家具はとてもお勧めです。
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可動本棚の家は、現在予約制でショウルームとして見学も可能ですので、ご希望の方は info@h2do.net までご連絡ください。