H2DO-Archi’s blog

H2DO一級建築士事務所のブログ

キタムキ ノ イエ 03 敷地調査資料01 日当たりシミュレーションと擁壁

 キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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 今回は土地の敷地調査資料作成です。現地調査後にクライアントさんがご希望の建物が建てれるか。など資料をつくります。

通常はボリュームプランと呼ばれるような、その土地にどのような大きさや高さのヴォリュームの建物が建てれるか、平面図や断面図、立面図等で簡単につくるものがあります。

しかし、今回の敷地は条件がかなり特殊であったので、より詳細の設計プランと、弊社の特徴であるライフプランや環境シミュレーションをおこなうこととしました。

一般的な流れでは、ヴォリュームプラン→土地購入→プレゼンテーション。となるのですが、ヴォリュームプランの部分でプレゼンテーションでおこなうようなことを、一部前倒しで実行したようなかたちです。そうしないとなかなか購入してよいかどうか、判断の付き難い土地でした。

具体的に言うと敷地内高低差がかなりあったことと、旗竿敷地だったので日当たりがしっかり取れるのか。と言うことが、少し突っ込んで設計しないと不明でした。そこで、これらの項目をある程度わかるように、設計をおこなうこととなりました。

敷地内高低差に関しては敷地の高い部分に建物を配置した場合に、敷地の低い部分との高低差部分に擁壁が必要か。と言う部分と。擁壁を設置した場合にどのような擁壁にして、概算コストを計算して予算内で建物を建てれるか。ということを検討しました。

敷地に対してラフプランを作成して、構造設計事務所とも打合せをし、どのようなプランにすると一番費用対効果が高いかということを検討しました。

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地盤擁壁検討

次に日当たりの件に関しては、どのような建物をつくったら、室内空間にうまく光を取り入れることができるかを検討しました。
周辺建物の高さなどを入力して、日影図からその土地のどの高さにどのくらい影が落ちるかを確認しました。リビングは日中に光がよく入る位置に配置し、寝室などは朝に光が入る位置に配置しました。

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敷地日当たりシミュレーション


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