キタムキ ノ イエ 14 ショウルーム廻り・素材サンプル
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回はショウルーム廻りや素材サンプルに関してです。
ショウルーム廻りは住宅設備や使用材料など、実際に現物を確認して頂きます。カタログだけでは質感や素材感はわかりません。
ショウルームで気に入った素材などはカットサンプルをもらってます、現場に持込素材感などを確認して頂きます。注意点としては面積効果で大きいものは明るく見えるので、カットサンプルよりも実際の壁は明るく見えます。
キタムキ ノ イエ はオーダーキッチンに洗面台、在来浴室だったので、既製品に比べて決めることが多く、素材やかたちも自由に選べます。通常ははじめにイメージや使い勝手をヒアリングしてから、こちらがかたちをおこします。その後、素材なども含めてクライアントさんに提案しております。特に使いたい素材や材料、設備などがある場合は、事前にお伝え頂いております。
今回は浴室を広めにして、据置のバスタブを置きたいというご要望がありました。脱衣室にはオーダーの洗面台に造作収納家具を設置して、タオルや寝具も脱衣室収納したいとのことでしたので、据置のおすすめバスタブや水栓・シャワーなどをご紹介しました。
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キタムキ ノ イエ 13 基本設計時概算見積り
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回は基本設計時の概算見積りに関してです。
基本的にH2DOでは基本設計時終了時に、概算見積りをとることをお勧めしています。
実施設計完了時のみに見積りをとる方法もありますが、金額が大きくぶれる可能性があります。基本設計時にて概算見積りをとって、工務店さんを仮決めしておくことで、実施設計中も工務店さんに相談しながら、実施設計を進めることができるので、金額のぶれも小さくなるので、こちらの方法をお勧めしております。
概算見積りの取り方は、一社でも良いですし、複数社での相見積りの場合もあります。一社の場合は希望金額を提示してその金額に向けて、詰めていくイメージです。施工する工務店が決まっている場合には、プロジェクトの初期段階から打合せをしておくと、概算時点でのズレも小さくなります。
相見積りの場合は各社に見積り金額をだして貰い、見積り書の内容と金額を精査して、どの工務店にするか検討します。
工務店さんは弊社からの紹介やクライアントさんからの紹介などの場合があります。どの工務店でどの様に概算見積もりを取るかはクライアントさんと相談しながら決めていきます。
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キタムキ ノ イエ 12 模型
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回は模型に関してです。
模型はスタディ用の1/100程度のものと、実際の雰囲気がよりわかる1/50や1/30のものがありますが、今回は基本設計時のスタディ用の模型です。
CGなどでは色味やウォークスルーなどがわかりやすいですが、模型だと雰囲気や全体の感じがよくわかります。模型やCGなどそれぞれ良いとこがあるので、使い分けてうまく伝えられるように心掛けています。
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キタムキ ノ イエ 11 テレミーティング
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回はテレミーティングに関してです。
キタムキ ノ イエはクライアントさんのお住まいも現場も福岡市でした。よって、敷地調査や役所調査、現場監理などは現地にいきますが、リモートでできる部分はリモートで行いました。
特に打合せに関してはほとんどリモートで行いました。メールなどで事前に資料を送っておいて、当日はパソコンで音声とカメラ、画面共有で打合わせを行いました。クライアントさんにもよるかと思いますが、キタムキノイエのクライアントさんは特にストレスなく、打合せが行えたかと思います。
対面で紙ベースの打合せでは、雰囲気や表情など生の情報量の多さや、紙に手描きでスケッチを描いたりなど、利点があります。一方PCなどでのテレミーティングでは、図面の拡大表示やCGのウォークスルー画面を容易に共有できるなどのメリットはあります。あと移動の時間や費用も掛からないメリットもあります。
なお、キタムキ ノ イエのご主人は出張も多く、東京・福岡・旦那さんの出張先と3つの場所から打ち合わせする事もあり、テレミーティングは重宝しました。
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キタムキ ノ イエ 10 基本設計開始
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回は基本設計に関してです。
基本設計では簡単にお伝えすると、コンセプトやライフスタイル、住空間のイメージから、建物の間取りや外観などのかたちを決定します。
まずははじめにヒアリングから行います。ヒアリングシートに事前に記入して頂き、その後、対面でヒアリングを行います。ヒアリングでは感覚的なことやニュアンスなども、極力拾えるようにしています。
ヒアリング後にいえのコンセプトを考えます。コンセプトはスケッチやダイアグラムなども組み合わせて考えていきます。その後、コンセプトをもとに建築基準法等の法的事項を考慮しながら、間取りやヴォリュームプランを作成していきます。
やり方はプロジェクトにより様々ですが、コンセプトは複数考えて、そのコンセプトから複数の間取りやヴォリュームなどをスタディすることが多いです。
いづれにしてもプロジェクトの初期段階で、できるだけ多くの可能性を最初に拡散させるように心掛けています。プロジェクトが進むにつれてその拡散を収束させていくようなイメージです。
ちなみに初期段階はスケッチで進めることが多いです。
基本設計はクライアントさんとお互いに納得いくまで、打合せやプレゼンを繰り返しておこないます。よって一番時間が読めない部分でもあります。
ちなみに、キタムキ ノ イエでは引渡し期日が明確に決まっていたので、スケジュールを組んで基本設計の締切日を設けて設計を進めました。
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キタムキ ノ イエ 09 設計監理契約
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回は設計監理契約に関してです。土地購入決定後に設計監理契約を結びます。契約前に土地探しにて、プレゼン資料づくり(10万円)などをおこなっておりましたが、無事に設計監理契約となりましたので、プレゼン費は設計監理費に含むかたちとなります。
ちなみにこちらが設計監理契約書です。
設計期間や工期、支払い条件などを記入して、記名捺印して設計契約を結びます。特殊な条件などがある場合は、両者で協議して特記事項に追加します。
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キタムキ ノ イエ 08 土地購入
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回は土地購入に関してです。前提条件として、今回のプロジェクトは総予算が決まっていたため、その中で土地にいくらかけれるかを大まかに計算して、希望に合う土地を探されておりました。
土地の金額を決めるには諸経費(工事費の5-10%前後、税金・登記関係・ローン関係・引越し等)や建物概算費が必要です。建築概算費は希望の構造形式(木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート)階数(平家・2階建・3階建等)や延床面積に仕様と設備スペックなどから、これまでの施工実績を加味して概算費用を計算します。
総予算からこれらを引いた残金が土地購入価格の目安になります。
土地を買った後に建物を考えていくのはとてもリスクが高いです。土地に金額を使い過ぎて、希望の建物ヴォリュームが建てられない。ということが多々起きてしまいます。
よって土地検討段階から設計事務所と建物ヴォリュームや概算を考えながら、探していくことは理想の家を建てるためには大きなメリットと言えます。もちろん予算に上限がない方は話は別ですが。
さて、前回の敷地調査から、建築可能のヴォリュームプランと工事費の概算見積もりを、クライアントさんに提出しました。その結果、今回の土地を購入するということになりました。
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キタムキ ノ イエ 07 敷地候補その2 現地調査
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回は土地の敷地候補その2です。1回目の敷地からしばらく経ってクライアントさんから資料と写真が送られてきました。1回目の敷地に比べると、いえを建てる条件は難しくない場所でした。ただし、敷地の環境環境は面白い特徴を持っていました。土地が丘陵地の上部に位置し、北側隣地は住宅なのですが、その奥に自然豊かな山並みの眺望がある敷地でした。この眺望を室内に取り入れた住宅がクライアントさんのご希望でした。
事前資料から敷地条件を調べて、希望のボリュームが建築可能か確認してクライアントさんに連絡しました。その後、真剣に購入を検討したい。とのことで、現場調査に伺うこととなりました。
余談ですが、最近は敷地とその周辺、最寄駅からの道などgoogleで確認してから現地にいきます。現地に行かないとわからない情報もありますが、googleでもかなりの情報は得られて、特に遠方のプロジェクトの場合は重宝します。実際現地に行くとはじめての土地なのに、道がわかったり訪れたことがあるような、不思議な感覚になります。
現地調査では敷地の環境や雰囲気と隣地の建物(大きさ・窓の位置・築年数)などをみて、上下水道などのインフラの有無も確認します。今回の敷地は擁壁があったのでこちらの状況も詳しく確認しました。
その後、市役所に行って、前面道路の確認や、敷地の地区条例などの有無、崖条例関係等を確認しました。
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キタムキ ノ イエ 06 敷地調査資料04 コンセプトとヴォリュームプラン
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回も土地の敷地調査資料作成です。前回は住環境シミュレーションを検討しましたが、今回はこれまでのまとめでコンセプトとヴォリュームプランに関してです。
これまでのシミュレーションなどの検討から、コンセプトをまとめて建物の平面図と断面図、立面図を描いたヴォリュームプランにてクライアントさんに敷地をプレゼンテーションします。
今回の資料のタイトルは”ニソウ ノ ヒラヤ”としました。建物の基礎が擁壁を兼用するようにして、高低差から1階も2階も地面に接地するようにして、将来的には1階と2階を完全に分離できるコンセプトから、このようなタイトルとしました。
ボリュームプランの平面図もハウスライフプランに合わせて、新婚時・子育て時・老齢時と3つのプランを作成しました。壁面変更や2階が玄関になる可能性のある部分には、耐力壁を入れない構造設計として、将来的な間取り変更に対応できるようにします。
こちらはヴォリュームプランの立面図と断面図です。敷地の日影や暖房効率などのシミュレーションから設計が決定されています。
敷地調査資料01-04までのものと概算見積もりをまとめて、この土地の調査資料を提案しました。
クライアントさんはこれらをもとに購入を検討しましたが、残念ながら結果的には購入に至りらず、別の土地を探すこととなりました。
敷地条件が難しい土地だと簡単なヴォリュームプランだけでは、その土地の価値の判断は難しいです。その為、今回の調査資料程度のものが判断に必要になりますが、その分、市場価値ではなく自分価値にあった、費用対効果の高い土地も探すことができると思います。
これらの資料に掛かる時間や費用は、いえづくり全体に比べれば微々たるもので、設計事務所とのいえづくりをする上では、大きなメリットがある部分かとも思います。
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可動本棚の家 19 -通風-
可動本棚の家はH2DO一級建築士事務所の事務所であり、私の自宅です。中古マンションをリノベーションしたSOHOとなります。
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本日、6月10日外気温31度室内気温28度、湿度55%です。が、とても涼しい室内環境です。
なぜなら風が通っているからです。
このマンションに住んでから通風の快適さを痛感しています。風が通る日だと築40年オーバーの鉄骨造8階建の8階なのですが、涼しいのです。エアコンなどは入りません。
このマンションの立地条件が良いこともあるのですが、購入前の想像以上だったのが通風による快適性でした。敷地が準工業地域で南側が住居地域で北側道路で、メインの開口部が南南東にあります。この条件だと南側に高い建物も建たないので採光は良いですし、南北の通風もとても良いのです。
築古のマンションは建物が古いことはデメリットですが、建っている敷地条件が良い。というメリットもあります。マンションをご購入の際にはこのような周辺状況も、ご参考にされると良いかと思います。
ちなみ通りが良いのでベランダからの夜景もとても良いです。
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可動本棚の家は、現在予約制でショウルームとして見学も可能ですので、ご希望の方は info@h2do.net までご連絡ください。