キタムキ ノ イエ 07 敷地候補その2 現地調査
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回は土地の敷地候補その2です。1回目の敷地からしばらく経ってクライアントさんから資料と写真が送られてきました。1回目の敷地に比べると、いえを建てる条件は難しくない場所でした。ただし、敷地の環境環境は面白い特徴を持っていました。土地が丘陵地の上部に位置し、北側隣地は住宅なのですが、その奥に自然豊かな山並みの眺望がある敷地でした。この眺望を室内に取り入れた住宅がクライアントさんのご希望でした。
事前資料から敷地条件を調べて、希望のボリュームが建築可能か確認してクライアントさんに連絡しました。その後、真剣に購入を検討したい。とのことで、現場調査に伺うこととなりました。
余談ですが、最近は敷地とその周辺、最寄駅からの道などgoogleで確認してから現地にいきます。現地に行かないとわからない情報もありますが、googleでもかなりの情報は得られて、特に遠方のプロジェクトの場合は重宝します。実際現地に行くとはじめての土地なのに、道がわかったり訪れたことがあるような、不思議な感覚になります。
現地調査では敷地の環境や雰囲気と隣地の建物(大きさ・窓の位置・築年数)などをみて、上下水道などのインフラの有無も確認します。今回の敷地は擁壁があったのでこちらの状況も詳しく確認しました。
その後、市役所に行って、前面道路の確認や、敷地の地区条例などの有無、崖条例関係等を確認しました。
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キタムキ ノ イエ 06 敷地調査資料04 コンセプトとヴォリュームプラン
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回も土地の敷地調査資料作成です。前回は住環境シミュレーションを検討しましたが、今回はこれまでのまとめでコンセプトとヴォリュームプランに関してです。
これまでのシミュレーションなどの検討から、コンセプトをまとめて建物の平面図と断面図、立面図を描いたヴォリュームプランにてクライアントさんに敷地をプレゼンテーションします。
今回の資料のタイトルは”ニソウ ノ ヒラヤ”としました。建物の基礎が擁壁を兼用するようにして、高低差から1階も2階も地面に接地するようにして、将来的には1階と2階を完全に分離できるコンセプトから、このようなタイトルとしました。
ボリュームプランの平面図もハウスライフプランに合わせて、新婚時・子育て時・老齢時と3つのプランを作成しました。壁面変更や2階が玄関になる可能性のある部分には、耐力壁を入れない構造設計として、将来的な間取り変更に対応できるようにします。
こちらはヴォリュームプランの立面図と断面図です。敷地の日影や暖房効率などのシミュレーションから設計が決定されています。
敷地調査資料01-04までのものと概算見積もりをまとめて、この土地の調査資料を提案しました。
クライアントさんはこれらをもとに購入を検討しましたが、残念ながら結果的には購入に至りらず、別の土地を探すこととなりました。
敷地条件が難しい土地だと簡単なヴォリュームプランだけでは、その土地の価値の判断は難しいです。その為、今回の調査資料程度のものが判断に必要になりますが、その分、市場価値ではなく自分価値にあった、費用対効果の高い土地も探すことができると思います。
これらの資料に掛かる時間や費用は、いえづくり全体に比べれば微々たるもので、設計事務所とのいえづくりをする上では、大きなメリットがある部分かとも思います。
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可動本棚の家 19 -通風-
可動本棚の家はH2DO一級建築士事務所の事務所であり、私の自宅です。中古マンションをリノベーションしたSOHOとなります。
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本日、6月10日外気温31度室内気温28度、湿度55%です。が、とても涼しい室内環境です。
なぜなら風が通っているからです。
このマンションに住んでから通風の快適さを痛感しています。風が通る日だと築40年オーバーの鉄骨造8階建の8階なのですが、涼しいのです。エアコンなどは入りません。
このマンションの立地条件が良いこともあるのですが、購入前の想像以上だったのが通風による快適性でした。敷地が準工業地域で南側が住居地域で北側道路で、メインの開口部が南南東にあります。この条件だと南側に高い建物も建たないので採光は良いですし、南北の通風もとても良いのです。
築古のマンションは建物が古いことはデメリットですが、建っている敷地条件が良い。というメリットもあります。マンションをご購入の際にはこのような周辺状況も、ご参考にされると良いかと思います。
ちなみ通りが良いのでベランダからの夜景もとても良いです。
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可動本棚の家は、現在予約制でショウルームとして見学も可能ですので、ご希望の方は info@h2do.net までご連絡ください。
キタムキ ノ イエ 05 敷地調査資料03 ハウスライフプラン
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回も土地の敷地調査資料作成です。前回は住環境シミュレーションを検討しましたが、今回はハウスライフプランに関してです。
ハウスライフプランという言葉を聞いたことがないかも知れませんが、いえの一生の使い方を考えるようなものです。ライフプランやマネーライフプランは皆さん考えられると思いますが、多くの方が人生で一番高い買い物であり資産である、いえに関して長期プランを考えてらっしゃらないように感じます。
そこで弊社ではハウスライフプランという言葉をつくりました。例えば今回の例では、ご夫婦に対してのプランですが、子供部屋が必要になった時、ご夫婦が歳を取った時にどのような間取りで暮らしたいか。ということをプランした上で、スケルトン・インフィル(構造部分と内装や設備などの非構造部分)を設計します。
具体的には下記のようなハウスライフプランです。
01_新築時 夫婦で広く暮らす
:2FはLDKでワンルーム。1Fは大きな寝室。
02_子育て期 コンパクトな子供部屋
:2FはLDKでワンルーム。1Fは寝室を小さくして、コンパクトな子供部屋も二つ追加。
03_老後 コンパクトにバリアフリーと2世帯か賃貸
:2Fは1Fと完全分離して子供と2世帯で暮らすか賃貸に。1Fはバリアフリーでコンパクトな老夫婦の住居。
このように事前にハウスライフプランを設定することで、将来的に希望の間取りに変更できなかったり、変更するのにコストが掛かったり、無駄な壁をつくらなかったりすることもなくなります。それは費用対効果の高い設計であり、長く快適に過ごすことのできる住宅となります。
いえづくりをされる際には、ハウスライフプランを家族で考えることをお勧めしてます。
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キタムキ ノ イエ 04 敷地調査資料02 住環境シミュレーション
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回も土地の敷地調査資料作成です。前回は土地高低差や日当たりを検討しましたが、今回は住環境シミュレーションに関してです。
前回の日影図から部屋の配置を決めたら、窓の位置や大きさ、高さを決めます。庇を設置する場合は夏の日差しを遮り、冬の日射を室内に取り入れるように、太陽高度から断面図で検討します。平面図でも設置した窓でどの程度の時間、室内に光が入るか検討します。
その他としては敷地内の通風を検討するために、風配図などから敷地での季節による風のよく流れる方向を確認して、窓の位置を検討しました。日本の住宅ですと一般的に夏の夜に風がよく通る方位に風が入る窓と換気窓を設置することが有効です。
ある程度検討して窓の位置や高さなどを決定したら、環境シミュレーションソフトにてその設計の住環境性能を計算します。シミュレーションソフトでは断熱性能や光熱費など、建物の燃費を数値化することができます。
イニシャルコストとランニングコストを数値化することで、初期投資の回収までの年月もある程度わかります。そうすることで、クライアントさんが初期投資にて断熱性能をどのレベルに設定するか、判断がしやすくなります。
パッシブハウスのように、極力日射や通風などの自然エネルギーを有効利用して、断熱性能を高めることで建物燃費は良くなりますが、断熱性能をあげることでコストアップにもなるので、設計(仕様の設定も含む)とシミュレーションを繰り返すことで、クライアントさんの望む、住宅断熱性能とコストのバランスに調整していきます。
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キタムキ ノ イエ 03 敷地調査資料01 日当たりシミュレーションと擁壁
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回は土地の敷地調査資料作成です。現地調査後にクライアントさんがご希望の建物が建てれるか。など資料をつくります。
通常はボリュームプランと呼ばれるような、その土地にどのような大きさや高さのヴォリュームの建物が建てれるか、平面図や断面図、立面図等で簡単につくるものがあります。
しかし、今回の敷地は条件がかなり特殊であったので、より詳細の設計プランと、弊社の特徴であるライフプランや環境シミュレーションをおこなうこととしました。
一般的な流れでは、ヴォリュームプラン→土地購入→プレゼンテーション。となるのですが、ヴォリュームプランの部分でプレゼンテーションでおこなうようなことを、一部前倒しで実行したようなかたちです。そうしないとなかなか購入してよいかどうか、判断の付き難い土地でした。
具体的に言うと敷地内高低差がかなりあったことと、旗竿敷地だったので日当たりがしっかり取れるのか。と言うことが、少し突っ込んで設計しないと不明でした。そこで、これらの項目をある程度わかるように、設計をおこなうこととなりました。
敷地内高低差に関しては敷地の高い部分に建物を配置した場合に、敷地の低い部分との高低差部分に擁壁が必要か。と言う部分と。擁壁を設置した場合にどのような擁壁にして、概算コストを計算して予算内で建物を建てれるか。ということを検討しました。
敷地に対してラフプランを作成して、構造設計事務所とも打合せをし、どのようなプランにすると一番費用対効果が高いかということを検討しました。
次に日当たりの件に関しては、どのような建物をつくったら、室内空間にうまく光を取り入れることができるかを検討しました。
周辺建物の高さなどを入力して、日影図からその土地のどの高さにどのくらい影が落ちるかを確認しました。リビングは日中に光がよく入る位置に配置し、寝室などは朝に光が入る位置に配置しました。
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キタムキ ノ イエ 02 敷地候補現地調査
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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今回は敷地現調となります。前回の顔合わせから暫くして、購入検討の土地が見つかった。との連絡がありまして、現地調査をおこなうこととなりました。
建築家や設計事務所とのいえづくりのメリットとして、敷地探しから一緒にはじめる。
といったことがあるかと思います。
その土地にどのようなボリュームが建つかといったことや、その土地で快適に過ごせる住宅が建てれるかなど、土地のポテンシャルを判断できるからです。
工事費が決まっている場合は、土地と建物のコストバランスを考えて、アドバイスできます。そして設計に時間をかけて行いますし、イレギュラーな条件に対しての設計能力も高いので、コストパフォーマンスの良い土地にて快適な住宅を実現することもできます。
つまりは一般的な市場価値の土地や建物をつくるのではなく、クライアントさんの要望やコンセプトにあった土地探しや建物の設計を、協力して探していく。といったようないえづくりになります。
さて、話が脱線しましたが現地調査です。
現地調査をする場合は役所調査と現地敷地の調査の二つを主におこないます。
民間審査期間で確認申請をだす場合も、敷地の市役所にいって役所調査をおこなうことは重要です。役所調査では都市計画課、建築審査課、道路課等々を廻って、建築制限事項などを確認します。
現地調査に関しては、いつも最寄りの駅から敷地まで徒歩で歩くようにしています。駅から歩くことで周辺環境やまちの雰囲気がわかります。
敷地についたら隣地住宅の確認や、敷地環境条件や雰囲気などを確認します。その他、敷地境界杭の有無や上下水道の接続等々の確認も重要です。
なお、最近ではGoogle mapなどで事前に敷地を予習をしていくことが多いのですが、現地にいって感じられることも多く、やはり現地にいくことは大切だと思います。
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キタムキ ノ イエ 01 顔合せ
キタムキ ノ イエ は福岡市の戸建て住宅です。敷地が丘陵地にあり、北側に自然豊かな眺望がありました。そこでその風景を室内に取り込むこみながら、室内住環境を最適化することをコンセプトとした住宅です。
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キタムキ ノ イエ のクライアントさんは、以前弊社にて住宅を設計したお客さんからのご紹介でお会いしました。お住まいは福岡市で、通勤範囲に土地を探して住宅を立てることを考えておられました。
住宅会社などに既にお会いしていらしたようでしたが、デザインのイメージがしっくりこなかったとのことで、弊社にもいらっしゃることとなりました。勤務地も福岡でしたが東京への出張も多いとのことで、その際に弊社と顔合せを行いました。
はじめての顔合わせでは、H2DOの設計の特徴や進め方などを説明して、過去の作品などをみて頂きます。その後、クライアントさんのお話をお伺いして、お互いに疑問点を質問したり、いえづくりにおいて大切なこと・重要なことを共有します。
顔合わせは1-2時間程度ですが、実際にお会いして話すことで、お互いに色々と感じることができる部分があるかと思います。
今回は幸い気に入って頂けまして、土地探しの段階からヴォリュームプランやプレゼンテーションのお手伝いをすることとなりました。
この段階から設計事務所が関わることで、不動産購入に第3者としてピュアに助言ができます。よって総予算の中で土地と建物のコストの調整ができますし、ヴォリュームプラン作成などで、土地の建築可能性や希望の家を建てれるかなども、具体的に知ることができます。
土地の価格は金額が大きいので、希望に合った費用対効果の高い土地を探せることは、クライアントさんにとって大きなメリットになるかと思います。
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建材 天然スレート 外壁構造30分防火認定
天然スレートは屋根材に使われたいた天然石材ですが、外壁などにもつかって屋根と壁の仕上げを一体的に表現することもできます。
日本セラミックスさんの天然スレートファサードシステムを仕様すると木造の住宅などでも、外壁構造30分防火認定を取ることができます。