可動本棚の家 02 -物件条件-
可動本棚の家はH2DO一級建築士事務所の事務所であり、私の自宅です。中古マンションをリノベーションしたSOHOとなります。
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2003年に物件を購入して2009年にSOHOとしてリノベーションしました。
今回は物件条件に関して纏めてみたいと思います。
不動産を探す際に必要な条件は3つあります。それは”場所”と”広さ”と”金額”になります。
三つの条件の概要は下記になります。
"場所"に関しては地域や近隣環境などありますが、駅近や会社の近くや、自然豊かな周辺環境など、比較的イメージはしやすいかと思います。
"金額"に関しては総予算になりますが、自己資金がいくら用意できるか確認することと、ローンにていくら借りれるか金融機関に確認します。借りれる金額も重要ですが、最終的に支払う金額も確認しておくことが重要です。
"広さ"に関しては、新築戸建2階建ロフト付きで100m2や、マンションであれば3LDK80m2などありますが、広告などの数字からイメージされている方が多く、実際には一般の方が住空間の広さをイメージすることは難しいと思いますが、これまで住んできた家や知人・友人の家などを参考にしながらイメージして貰えればと思います。
ちなみにH2DOではいえづくりワークショップを行っており、このワークショップでは家の広さに関して間取りでシミュレーションして、模型をつかって広さを体感して頂く、いえづくりのサポートをしておりますので、ご興味のある方はお気軽にご参加ください。
話が若干それましたが、これらの3つの条件の優先順位を決定しておくことで、物件探しがうまく進むと思います。一番重要な条件は固定しながら、その他の条件を変えて物件を効率良く探していくイメージです。
例えば、1.住みたい場所2.広さ3.金額という優先順位であれば、場所や広さは変更せずに、金額が合わなければローン額を増やす。といったかたちになります。
以上のように大体の相場と”住みたい場所と広さと金額”の優先順位がある程度、詰まってきたら不動産屋さんに相談して希望条件に合う物件を探して貰うという方法が効率が良いかと思います。
なお、可動本棚の家の物件の優先順位は 1.場所 2.金額 3.広さ でした。
場所に関しては妻が徒歩で会社に通勤できるところで、以前から住んでいる杉並区の古い住宅地の環境は気にっている。こちらがファーストプライオリティです。
金額に関しては家の購入に備えて頭金を準備していたので、総額から頭金を引いて借入金額を計算して、金利から総支払額をシミュレーションして大まかな目安を計算しました。
広さに関しては自分が設計できるので特に気にしていませんでしたが、50m2もあれば十分だと考えていました。あとはリノベーションをすることが前提だったので、間取りの変更自由度が低い可能性のある壁式鉄筋コンクリートは避けようかな。と少し思っていました。
このようなことを考えており、特に物件を探していたわけでもない状態で、可動本棚の物件に出会いまして、購入しました。次回は物件との出会いに関して書いてみたいと思います。
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可動本棚の家は、現在予約制でショウルームとして見学も可能ですので、ご希望の方は info@h2do.net までご連絡ください。